オススメ紹介

エレコム EX-G PRO トラックボール:Macユーザーのための徹底ガイド

今回は、エレコム EX-G PRO トラックボール、その魅力とMac環境での活用方法を徹底的に解説していきます。
特に、ロジクールのERGOシリーズ(M575とMX ERGO)と比較検討している方は必見です。
そして対応OSに騙され、サイドボタンが結局使えなかったなど苦い経験がある方に
この記事を通して、EX-G PROがあなたのMacライフをどのように変えるのか、具体的な使用例を交えながら、徹底的にご紹介します。

EX-G PROの特長:詳細解説

  • 豊富なボタン数と高度なカスタマイズ性: 8個のボタンはそれぞれ独立して機能割り当てが可能で、エレコムマウスアシスタント(「ELECOM_Mouse_Installer_x.x.x.x.dmg」からダウンロード可)を使用することで、macOSのショートカットキーを自由に割り当てることができます。
    これで、作業効率を大幅に向上させることができます。
    例えば、コピー&ペースト、Mission Control、アプリケーション切り替え、Spotlight検索、ウィンドウの最小化/最大化、デスクトップの表示/非表示などをボタン一つで操作できるようになります。
  • 高機能チルトホイール: 縦スクロールに加えて横スクロールも可能なチルトホイールは、表計算ソフト(Excel、Numbers)、タイムライン編集(Final Cut Pro、Premiere Pro)、Webサイト閲覧、プログラミングなど、横方向の操作が多い作業で非常に役立ちます。特に、Excelで膨大なデータを扱う場合や、動画編集で長いタイムラインを操作する場合に、その恩恵を強く感じられるでしょう。
  • Macとの親和性: macOSのショートカットキーやジェスチャー機能との連携を考慮した設計となっており、Mac環境での使用に最適化されています。エレコムマウスアシスタントはmacOSに最適化されており、安定した動作と使いやすさを提供します。
  • 選べる接続方式: Bluetooth、USBレシーバー、有線接続の3つの接続方式に対応しており、使用環境に合わせて最適な接続方法を選択できます。
    Bluetooth接続であればMacのUSBポートを節約できますし、USBレシーバー接続であれば安定した接続が期待できます。
    有線接続は、バッテリー切れの心配がないというメリットがあります。

ロジクール ERGO シリーズ(M575/MX ERGO)との比較:徹底解剖

トラックボール市場で人気を博しているのが、ロジクール ERGO シリーズです。
中でも、M575はエントリーモデルとして、MX ERGOは上位モデルとして知られています。
これらとエレコム EX-g PROと3つの製品を比較するとこうなります。

特徴エレコム EX-G PROロジクール ERGO M575ロジクール MX ERGO
操作方式親指操作親指操作親指操作
ボタン数8ボタン5ボタン8ボタン
接続方式Bluetooth、USBレシーバー、有線接続(一部モデル)Bluetooth、USBレシーバーBluetooth、USBレシーバー
カスタマイズ性高い(エレコムマウスアシスタントで詳細設定可能)比較的低い(Logicool Optionsで一部設定可能)高い(Logicool Options+で詳細設定可能)
チルトホイール搭載なしなし(代わりに角度調整機能)
角度調整なしなし20度傾斜調整可能
トラックボール直径34mm34mm34mm
電源充電式(USB-C)または電池式(モデルによる)単三電池1本充電式(Micro-USB)
価格帯10000円程度7500円程度17000円程度
Macとの親和性macOSショートカット、ジェスチャーとの連携に強み汎用的な操作に適している汎用的な操作に加え、FLOW機能で複数デバイス連携に強み、ジェスチャー機能あり
重さ比較的重い比較的軽い重い

間違いやすいところで言うと
ロジクールMX ERGOは充電のための有線で、エレコムEX-G PROは接続のための有線になります。

ロジクール ERGO シリーズの特長:補足

  • M575: エントリーモデルとして、手頃な価格でトラックボールを試してみたいという方におすすめです。シンプルな操作性と電池駆動が特徴です。
  • MX ERGO: 上位モデルとして、角度調整機能やFLOW機能(複数デバイス間のカーソル移動)など、高度な機能を搭載しています。複数デバイスをシームレスに操作したい方や、よりエルゴノミクスを追求したい方におすすめです。ただし、価格は高めです。

具体的な使用例:Mac環境での活用

EX-G PROの真価は、Mac環境でこそ発揮されます。macOSの豊富なショートカットキーとジェスチャー機能を組み合わせることで、作業効率を飛躍的に向上させることができます。

1. ショートカットキーの割り当て一覧

エレコムのマウスアシスタントソフトウェアを使用することで、EX-G PROのボタンに様々なショートカットキーを割り当てることができます。

2. ジェスチャー機能

マウスの動きに対して機能を割りてることができます。マウスの上下左右の動きの組み合わせでジェスチャーを構成します。連続で4段階までの組み合わせが可能で、合計約 160通りのジェスチャーを使用することができます。
しかも、プロファイル毎に別々のジェスチャーを登録できるので、その組み合わせ数はさらに倍増します。ジェスチャー機能と組み合わせることで、さらに快適な操作環境を実現できます。

  • ボタン押し +トラックボールの回転 : アプリケーションExposé (すべてのウィンドウを表示)、デスクトップを表示、Launchpad起動
  • チルトホイール押し+ トラックボールの回転 アプリケーション切り替え(よりスムーズな操作が可能)

具体的な使用例:Mac環境でのEX-G PRO活用術

EX-G PROは、以下のような場面で特にその能力を発揮します。

  • オフィスワーク: Word、Excel、PowerPointなどのオフィスソフトでの作業効率が大幅に向上します。コピー&ペースト、書式設定、ウィンドウ切り替えなどの操作をボタンに割り当てることで、マウス操作に比べて作業時間を短縮できます。
  • クリエイティブワーク: Photoshop、Illustrator、Final Cut Pro、Logic Proなどのクリエイティブ系アプリケーションでの作業も快適になります。ツール切り替え、ズームイン/アウト、タイムライン操作などをトラックボールで直感的に操作できます。
  • プログラミング: Xcodeなどの開発環境での作業も効率化できます。コードの選択、コピー&ペースト、デバッグ操作などをボタンに割り当てることで、キーボードとマウスの間を行き来する回数を減らし、集中力を維持できます。
  • Webブラウジング: 進む/戻るボタンはもちろん、タブの切り替えや更新などもボタンに割り当てることで、より快適なブラウジング体験を実現できます。

高度な活用例:エレコムマウスアシスタントの可能性

エレコムマウスアシスタントソフトウェアを使用することで、EX-G PROの可能性はさらに広がります。

  • アプリケーション固有の設定: 各アプリケーションに合わせてボタンの割り当てをカスタマイズできます。例えば、Photoshopではブラシツール、消しゴムツール、ズームツールなどをボタンに割り当て、Final Cut Proでは再生/停止、早送り/巻き戻し、カットなどを割り当てることができます。
  • マクロ機能: 複数のキー操作を一つのボタンに登録できます。例えば、特定のアプリケーションを起動する、複数のウィンドウを同時に開く、複雑なコマンドを実行するなどのマクロを作成できます。
  • ポインター速度と加速度の調整: 好みに合わせてポインターの速度と加速度を細かく調整できます。これにより、より正確で快適な操作感を実現できます。

EX-G PROを選ぶべき理由:Macユーザーへの最終結論

EX-G PROは、特に以下のようなMacユーザーに最適です。

  • 作業効率を極限まで高めたいプロフェッショナルユーザー
  • クリエイティブワークやプログラミングなど、高度な操作を必要とするユーザー
  • macOSのショートカットやジェスチャーを最大限に活用したいユーザー
  • ボタンのカスタマイズ性を最重要視するユーザー
  • 長時間作業による手首の負担を軽減したいユーザー

ロジクール ERGO M575は、トラックボールを初めて試す方や、シンプルな操作を求める方におすすめです。
MX ERGOは、角度調整機能を重視する方や、高精度なトラッキング性能を求める方におすすめです。しかし、Mac環境における高度なカスタマイズ性、macOSとの親和性、チルトホイールの利便性などを総合的に考えると、EX-G PROはMacユーザーにとって最も優れた選択肢の一つと言えるでしょう。

まとめ

エレコム EX-G PRO トラックボールは、単なるマウスの代替品ではなく、Macユーザーの作業効率と快適性を飛躍的に向上させるための強力なツールです。
ロジクール ERGO シリーズとの比較を通して、自身のニーズに最適なトラックボールを見つけてください。

比較用にロジクール ERGOシリーズのリンクも貼っておきます。